核爆発による爆風から屋内で身を守ることができる最も安全な場所が、シミュレーションによって判明したとヨーロッパの研究者が発表しました。

キプロスにあるニコシア大学の研究者は、750キロトンの破壊力を持つ核弾頭が爆発したと想定して、コンクリート製の建物が爆風に耐えられる爆心地からやや離れた地域で室内の人間にどんな影響があるかを調べました。

シミュレーションでは、爆風は室内に侵入すると風速が増し、爆発に面した窓や扉の近く、通路が狭くなる廊下では最大風速が184メートルを超えて体が吹き飛ばされる可能性があることが分かりました。

一方で、爆発に面した「壁の隅」が比較的爆風の被害を避けることができる室内では最も安全な場所だということです。

Source: 核爆発の爆風から身を守る屋内最適な場所とは シミュレーションで判明